当ホームページでご紹介しました中高主催の連続講演会は、第Ⅰ期の第1回、第2回が催されました。
内容につきまして、湘南学園中高ホームページの「校長通信」を参考にご報告いたします。

◆第1回 6月20日(土) 『鵠沼と湘南学園について』

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 会場の様子   講師 内藤喜嗣氏

 
第1回は『鵠沼と湘南学園について』をテーマに、鵠沼郷土資料展示室運営委員会副委員長である内藤喜嗣さん(高1954年卒・第2回生)の講演が行われました。
鵠沼という地域の成り立ちや当時の背景、湘南学園誕生の経緯などを、とてもわかりやすくお話いただきました。
湘南学園が大変多くの方のご好意と熱意によって育まれた学校であることを、あらためて知る良い機会となりました。
他にも、第二次大戦時に米軍から「藤沢地区のB29爆撃は1945年8月24日」と予告されていたこと、また敗戦後4日目にして文化人の書斎を開放した「湘南文庫」(貸本兼簡易図書館)が2店開かれ、夏休みの湘南学園を利用し『鵠沼夏期自由大学』を開き近隣の学者が講演を行ったことなど、復興期の文化的活動に積極的に取り組んでいた鵠沼の様子が伺われ、大変興味深いお話でした。


◆第2回 6月20日(土) 『杉原千畝について』

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 杉原千畝氏  講師 白石仁章氏(外務省外交史料館)


第2回『杉原千畝(ちうね)について』では、長年に渡り杉原氏の史料研究を続けておられる外務省外交史料館の白石仁章(まさあき)さんを講師にお迎えしました。
奇しくも同日夜にTV放映された「世界ふしぎ発見」は杉原千畝特集、白石さんへのインタビュー場面もありました。今年12月5日(土)には、唐沢寿明主演による映画『杉原千畝 スギハラチウネ』(東宝)も公開されます。
1940年に「命のビザ」発給に尽力した偉業から75年の時を経て、今また注目を集める杉原千畝氏について白石さんは、第二次大戦中に本国の命に背きながらも、愛と人道の精神に基づき、ナチスの迫害から逃れポーランドからリトアニアに避難したユダヤ人約6000人に日本国の通過ビザを発給し命を救ったこと、本来の使命がナチス・ドイツ軍の動きを探る諜報活動だったこと、そして大変優れた外交官としての人物像などをわかりやすく解説してくださいました。
赴任先のリトアニア日本領事館は現在、杉原記念館として一般公開されています。

リトアニア退去命令後は数カ国の領事館に赴任し1947年に帰国、お住まいに選ばれたのは鵠沼松が岡でした。ふたたび海外生活を送った後1977年に帰国し西鎌倉に居を構え、1986年に86歳で生涯を閉じられました。
ご長男の弘樹さんは中学4回生(1953年卒)、ご次男の千暁さんは中学6回生(1955年卒、高校中途転出)でいらっしゃいます。杉原さんがご子息に湘南学園を選んでくださったことを大変光栄に思います。

会場の中高ホールは満席で、学園関係者以外のご参加も多く、特にご年配層の方々が熱心に聴き入る姿が見受けられ、講演後の質疑応答でも積極的に挙手をしておられました。
2回の講演会を通して、近隣への告知が行き届いている成果が伺われます。
このような機会が地域の皆さまとの交流につながっていくことを願っています。

第3回は夏休み明けの9月5日(土)です。
『東屋に集った作家たち』をテーマに、作家の佐江衆一氏をお迎えしてご講演いただきます。
卒業生の皆さまも、どうぞ奮ってご参加ください。
お申し込みはこちらからお願いいたします。
◇受付登録フォーム 連続講演会「鵠沼をめぐる人びと」
http://www.shogak.ac.jp/highschool/form_kugenuma_kouenkai